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オリジナル小説をぽつぽと書いてゆきます
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あ〜あ、やっぱりそうなんだと、その表情を見て確信する。

あ〜あ、やっぱりそうなんだと、その表情を見て確信する。
贈られたキスに溶けて体の力を抜いているのに、視線だけ抵抗したってそんなのムダ。
つーか、逆効果だって分かってんのかよ、コイツは?
それどころか、煽られるだけだっての。
俺は、くすくすと笑うことしかできない。

するりするりと俺の手から、腕からすり抜ける。
何度捕まえても、何度も逃げられて。
オンナなんていくらでも抱いてるのに、笑えないような緊張感。
柔らかくて、暖かで、潰してしまいそうな、危うい感触。
俺はヘリクツをこねて、ようやっとここまで辿り着けた。

オンナなんかどれも同じ・・・そう、思ってた。
マトモに惚れるなんて、ありえない・・・そう、思ってた。
カンタンに手に入るもの・・・そう、思ってた。
ああでも、そんなコトはないんだと、身を持って知った。
そのオンナを、抱いたのと引き換えに。

ココロとカラダが別物なんて、よくあるセリフ。
だからこそ、ココロもカラダも両方手に入らない二重苦。
その絶望感を、初めて知る。
それと引き換えに、もうすこしこのままでと、俺はフテネを決め込む。
オンナの背中なんか見るつもりもなかったけど、コイツならいい。

だから。
もう少しだけ俺のオンナでいてくれよ。
この腕の中のぬくもりだけはホンモノだと、すぐに忘れないように。
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