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オリジナル小説をぽつぽと書いてゆきます
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 それは、イベントに明け暮れている秋の日の事だった。
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 「月野の妹って、水沢のオンナ?」
 充槻のそのセリフは正にはかなりのインパクトがあり、思い出して笑みを浮かべていると、
 「どした?」
 と臣人に突っ込まれた。
 「いや、なんでもない」
 「思い出し笑いかよ?きも」
 「うるせー」
 車内にも関わらず、足で臣人の脇腹をぐりぐりと押した。
 かくして・・・楽しい夏のバカンス計画は、勇樹は女でしたお披露目計画へと変貌を遂げた。
 文字通りに「ばたんきゅー」と、カバンを持ったまま倒れこむ臣人を見て、正はくすりと笑った。
 「お疲れさん」
 「・・・」
 返事はなく、空いていた左手が軽く上がった。
 1学期の終業式の今日、嵐山での臣人史上初の快挙とも言える追試のない学期が終わった。

 FPの時間が遅かったこともあり、知らず知らずのうちにパーク内を歩き回り、とっぷりと日も暮れた。

 食事を終えて店を出ると、悠宇が「あ」と、小さくつぶやいた。

 アメリカンウォーターフロントを抜け、ポートディスカバリー、ロストリバーデルタと、2人は進んで行った。

 リゾートラインの中でそんなやり取りをしたということもあって、その後はお土産のお菓子を購入し、ロッカーに入れた。

 携帯が鳴ったのは、期末試験が終わったその夜の事だった。

 「疾風、今夜ヒマ?」
 テスト休みも明日で終わるという日。
 午後になって少したってから、部屋から出てきた悠宇はそう言った。
 「まあ」
 「じゃあ、夕飯終わったら出かけるから」
 「?」
 そう断言されて、8時過ぎ、ふたりは徒歩でてくてくと歩いてとある場所に向かった。
 「ファミレス?」
 目の前まで来て、麟は首をひねった。
 「そう。ここなら長時間いれるからね」
 にこりと笑う悠宇の後を、麟は大人しくついていった。

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