オリジナル小説をぽつぽと書いてゆきます
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「麟くん、楽しい?」
「それなりに」
返事をしつつ、何気なく友里の存在に気付いた雰囲気の周囲の様子に、ため息をついた。
「よくもこんな所に誘うよな、お前も」
「え?そう?」
「お前は目立つじゃねーか」
「でも、ここには全世界的に人気のあるスーパースターがいるじゃない?」
「そーいう意味じゃなくて!」
「うーん・・・だって、楽しいんだもん」
「はいはい」
予想していた答えが返ってきて、麟はため息をついた。
「歩き回って疲れるんだけど、気分は楽しいじゃない?」
それは、分からないでもない。
「働きすぎだよ、お前は」
ついでに言うと、友里が目を丸くした。
「なんで、そーゆー事言うの?」
「悠宇が『疲れてるのかも』ってさ。それに、目の下にクマ飼ってる」
「いぢわるね」
そう言うと、いつもの笑顔が消えた。
「麟くんを誘ったのは、悠宇とだと気を使わせすぎるから。麟くんとだったら、万が一フォーカスされてもどーにかなるでしょ?」
「成田は?」
「みつきもどーにかなるでしょ?」
「あのな」
また、ため息をつく。
「せーぎも考えたけど、せーぎも気を使うタイプなんだもん」
軽く頬を膨らませる。
確かに、桜井 正義は気を使う性格だ。
「成田をけなしてる様にも聞こえるぞ」
「ほめてます」
そう言うと、膝を抱えた。
「学校つまんないし、仕事疲れるし。私だって息抜きしたいもん」
その声はもちろん、小さかった。
「ま・・・反対はしないよ」
麟は一瞬躊躇したが、友里の頭を軽くなぜた。
「たまに、寄りかかっていい?」
言葉の意味が、精神的なものを含んでいるだろうと予測して、麟は言った。
「男探せ」
「ホント、いじわるね」
そっけなく言うが、否定の言葉はない・・・それを逆手にとって、友里は軽くもたれかかった。
悠宇と充槻は、戻ってくると目を丸くした。
「へぇぇぇぇ」
充槻の声は、トゲだらけだ。
「無理するから・・・」
ため息と共に言うと、悠宇は友里のそばにしゃがんだ。
「友里・・・」
名前を呼びながら、軽く揺さぶる・・・友里は、麟の肩にもたれかかったまま、軽い寝息を立てていたのだ。
「ん~?」
「友里、調子悪い?」
「へーき」
と言いつつ、今度は悠宇の胸にもたれかかった。
「もうすぐパレード始まるよ」
「うん、知ってる」
もそもそと動き出す。
「お楽しみで」
友里が離れてから座りなおした麟の隣に座りながら、充槻はイヤミたっぷりに言った。
「むかつく」
「いいんじゃねーの?俺の役目じゃねーし」
言いながら、買ってきた飲み物を手渡した。
「あのな」
そんな事を言っているうちに、友里はしゃきっと起きた。
「ごめんね~麟くん。待ってたら眠くなっちゃった」
「疾風の肩ならいつでも借りろ」
「お前なぁ!」
「え~?なんで?」
「俺の方が高価だからに決まってるじゃねーか」
「をい!」
悠宇はそれを、くすくすと笑いながら見ていた。
パレードを終えて、とあるアトラクションに向かった。
「ここは?」
ぐるぐると建物の中を順番待ちされながら、充槻が聞く。
「ここは、カリブの海賊。そこそこ人気があるんだけど、あんまり待たないからね」
にこにこと笑う有里。
そして自分たちの順番が来ると、有里が
「はいはい・・・」
と勝手に仕切って、麟・悠宇・有里・充槻と乗るようにする。
「へぇ、水の上なんだ」
「海賊だからねぇ」
と、有里も分かるようで分からない解説をする。
そして、ボートが動き始めてからわずかの所で、いきなり真っ暗になり、一瞬だけ驚く落下。
「わ!」
思わず充槻が声を上げた。
「え?なに、みつき・・・こーゆーの苦手?」
「いや・・・イキナリだから、ちょっとビビった」
「え~?ホントにぃ?」
「てめー。突き落としてやろうか?」
「俺、手伝う」
「ああ!ヒドイ!」
そのまま、時計回りに道を進み、
「空いてるし」
というだけの理由で、イッツ・ア・スモール・ワールドに連行される。
「また船?」
という充槻の突っ込みに、
「まあね」
と友里はさらりと流した。
「人形の顔が全部同じに見えるのは気のせいか?」
「多分、同じ顔だと思う」
充槻の疑問に、悠宇がさらりと答える。
「悠宇?もしかして、そう思いながら毎回乗ってた?」
「・・・」
友里の言葉に、悠宇は軽く頬を膨らませつつ、視線を下ろした。
「やだ~。悠宇、かわいい~」
そう言いながら、友里が抱きついた。
途中のあとがき
いつまで続くんだ?この話?
え~、タイムリー?ことに、2010年1月20日の昨日から、ランドでは新しいショーが始まりましたね!
行きたいジタバタo(><)oジタバタ
それよりも、シーが行きたいですけどね1/22に!
私がいつも思うのは、ちゃんとした章だての話よりも、こーゆーどーってことない日常のシーンを書くほうが面白かったりすること。
章だてだと、キャラが演技してる風に見えちゃうんですよね(汗
でも一番は、どちらも皆様が楽しんでくれることですけどね!
「それなりに」
返事をしつつ、何気なく友里の存在に気付いた雰囲気の周囲の様子に、ため息をついた。
「よくもこんな所に誘うよな、お前も」
「え?そう?」
「お前は目立つじゃねーか」
「でも、ここには全世界的に人気のあるスーパースターがいるじゃない?」
「そーいう意味じゃなくて!」
「うーん・・・だって、楽しいんだもん」
「はいはい」
予想していた答えが返ってきて、麟はため息をついた。
「歩き回って疲れるんだけど、気分は楽しいじゃない?」
それは、分からないでもない。
「働きすぎだよ、お前は」
ついでに言うと、友里が目を丸くした。
「なんで、そーゆー事言うの?」
「悠宇が『疲れてるのかも』ってさ。それに、目の下にクマ飼ってる」
「いぢわるね」
そう言うと、いつもの笑顔が消えた。
「麟くんを誘ったのは、悠宇とだと気を使わせすぎるから。麟くんとだったら、万が一フォーカスされてもどーにかなるでしょ?」
「成田は?」
「みつきもどーにかなるでしょ?」
「あのな」
また、ため息をつく。
「せーぎも考えたけど、せーぎも気を使うタイプなんだもん」
軽く頬を膨らませる。
確かに、桜井 正義は気を使う性格だ。
「成田をけなしてる様にも聞こえるぞ」
「ほめてます」
そう言うと、膝を抱えた。
「学校つまんないし、仕事疲れるし。私だって息抜きしたいもん」
その声はもちろん、小さかった。
「ま・・・反対はしないよ」
麟は一瞬躊躇したが、友里の頭を軽くなぜた。
「たまに、寄りかかっていい?」
言葉の意味が、精神的なものを含んでいるだろうと予測して、麟は言った。
「男探せ」
「ホント、いじわるね」
そっけなく言うが、否定の言葉はない・・・それを逆手にとって、友里は軽くもたれかかった。
悠宇と充槻は、戻ってくると目を丸くした。
「へぇぇぇぇ」
充槻の声は、トゲだらけだ。
「無理するから・・・」
ため息と共に言うと、悠宇は友里のそばにしゃがんだ。
「友里・・・」
名前を呼びながら、軽く揺さぶる・・・友里は、麟の肩にもたれかかったまま、軽い寝息を立てていたのだ。
「ん~?」
「友里、調子悪い?」
「へーき」
と言いつつ、今度は悠宇の胸にもたれかかった。
「もうすぐパレード始まるよ」
「うん、知ってる」
もそもそと動き出す。
「お楽しみで」
友里が離れてから座りなおした麟の隣に座りながら、充槻はイヤミたっぷりに言った。
「むかつく」
「いいんじゃねーの?俺の役目じゃねーし」
言いながら、買ってきた飲み物を手渡した。
「あのな」
そんな事を言っているうちに、友里はしゃきっと起きた。
「ごめんね~麟くん。待ってたら眠くなっちゃった」
「疾風の肩ならいつでも借りろ」
「お前なぁ!」
「え~?なんで?」
「俺の方が高価だからに決まってるじゃねーか」
「をい!」
悠宇はそれを、くすくすと笑いながら見ていた。
パレードを終えて、とあるアトラクションに向かった。
「ここは?」
ぐるぐると建物の中を順番待ちされながら、充槻が聞く。
「ここは、カリブの海賊。そこそこ人気があるんだけど、あんまり待たないからね」
にこにこと笑う有里。
そして自分たちの順番が来ると、有里が
「はいはい・・・」
と勝手に仕切って、麟・悠宇・有里・充槻と乗るようにする。
「へぇ、水の上なんだ」
「海賊だからねぇ」
と、有里も分かるようで分からない解説をする。
そして、ボートが動き始めてからわずかの所で、いきなり真っ暗になり、一瞬だけ驚く落下。
「わ!」
思わず充槻が声を上げた。
「え?なに、みつき・・・こーゆーの苦手?」
「いや・・・イキナリだから、ちょっとビビった」
「え~?ホントにぃ?」
「てめー。突き落としてやろうか?」
「俺、手伝う」
「ああ!ヒドイ!」
そのまま、時計回りに道を進み、
「空いてるし」
というだけの理由で、イッツ・ア・スモール・ワールドに連行される。
「また船?」
という充槻の突っ込みに、
「まあね」
と友里はさらりと流した。
「人形の顔が全部同じに見えるのは気のせいか?」
「多分、同じ顔だと思う」
充槻の疑問に、悠宇がさらりと答える。
「悠宇?もしかして、そう思いながら毎回乗ってた?」
「・・・」
友里の言葉に、悠宇は軽く頬を膨らませつつ、視線を下ろした。
「やだ~。悠宇、かわいい~」
そう言いながら、友里が抱きついた。
途中のあとがき
いつまで続くんだ?この話?
え~、タイムリー?ことに、2010年1月20日の昨日から、ランドでは新しいショーが始まりましたね!
行きたいジタバタo(>
それよりも、シーが行きたいですけどね1/22に!
私がいつも思うのは、ちゃんとした章だての話よりも、こーゆーどーってことない日常のシーンを書くほうが面白かったりすること。
章だてだと、キャラが演技してる風に見えちゃうんですよね(汗
でも一番は、どちらも皆様が楽しんでくれることですけどね!
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Re:行きました?
紅梅さま、いつもいつもこめんとありがとうございます。
>何だか眠れなくて、覗きに来ました。
うふふ・・・暇つぶしになったのであれば、幸いです。
>22日は行ったのでしょうか。
まさかまさか!でも、その日のTDSはすんごい事になっていたらしいですよ!もう落ち着いたそうですが。
なので、来月あたりインしてきますO(≧▽≦)O ワーイ♪
>何だか眠れなくて、覗きに来ました。
うふふ・・・暇つぶしになったのであれば、幸いです。
>22日は行ったのでしょうか。
まさかまさか!でも、その日のTDSはすんごい事になっていたらしいですよ!もう落ち着いたそうですが。
なので、来月あたりインしてきますO(≧▽≦)O ワーイ♪