オリジナル小説をぽつぽと書いてゆきます
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外出から帰ってきた悠宇は「暑かった〜」と言いながら、まず真っ先にキッチンへ向かった。
外出から帰ってきた悠宇は「暑かった〜」と言いながら、まず真っ先にキッチンへ向かった。
その前に、ダイニングに買い物の紙袋を置き去りにして。
「溶けなかったか?」
ソファにだらしなく座ってた麟が、立ち上がりながら声をかける。
「ちょっと溶けそうだった」
手を洗い終え、冷蔵庫から缶を一つ取り出した悠宇は、ダイニングへ戻りながら手元の缶を開ける。
「あ・・・またカクテルかよ」
悠宇の飲んでいるものを確認して、悠宇の隣の椅子に座りながら麟が眉をしかめた。
「だって、おいしいんだもん」
悪気なく言う悠宇に、反対する言葉を麟は持っていなかった。
「・・・買い物?」
悠宇は何も言わずに外出していたので、紙袋を指差しながら、麟は聞いてみた。
「でぇと」
「デート?」
「友里とね」
「・・・それ、デートかよ?」
麟の視線は冷たい。
「誕生日プレゼント渡したいからって、呼び出された」
「納得」
そう麟が言うと、ふふっと悠宇が笑った。
「コレ、もらった」
そう言いながら、ストライプの紙袋を手元に引き寄せる。
紙袋から取り出されたのは、箱。
「ん?」
ちょっと眉根にしわを寄せると、悠宇はその箱をひっくり返し、裏側の何かをじーっと見つめた。
「何ソレ?」
悠宇の不自然な様子に麟も興味をそそられ、体を少し寄せた。
「いや・・・まさかとは思ったケド、友里らしくて、何も言えない」
そう言いながら、麟の方に「はい」と、その箱を差し出した。
「?」
ふたも開けずに、その中身を「友里らしい」というプレゼントとは?
重さはあまりなかった。
「なか、開けないのかよ」
「開けていいよ」
カクテルを飲みながら、悠宇は答えた。
「?」
麟は遠慮がちに、その箱を開ける・・・と、さらにその中にいくつもの箱が入っていた。
「??」
麟は悠宇に習って、もともとの箱をひっくり返して裏面を見ると、底には文字が書かれていた。
そしてややあってから
「はああ?!」
と、素っ頓狂は声を出した。
「何考えてんだ、アイツはっ!」
麟の顔は、若干赤くなっていた。
「・・・まあ、なんとなくは分かってたけど」
「をい!」
しれっと言う悠宇の態度が、麟には気に食わなかった。
「あの子に本気で怒っても、イミないから」
「そーゆー問題かよ!!」
麟のこの反応をみて、友里がプレゼントをコレにした理由が分かった・・・麟をからかってるんだ、あの子。
悠宇はため息をついた。
「文句なら、友里に直接言って」
「ったりめーだ!」
そう言うと、その箱をダイニングテーブルに置いて、ソファ前のテーブルに置いてある携帯をとりに行った。
そしてその後、えらい勢いでメールを打って送っていた。
その後ろ姿を見ながら、悠宇は「そーゆーコトをするから、友里にからかわれるんだよねぇ?」とこっそりとつぶやいた。
あとがき
え〜と。
まあ、何をもらったかという設定があって、それを書いたのがコレです。
もらったプレゼントは、某PJストアの商品。
ピーチの香りのアレです…ストアでは、3個入りの小箱だけが売っていたと記憶してます。
通販だと、ダースで買えましたよね?
それをもらってしまった、という。
アレがお分かりにならない方は、知っていそうな人に聞くかググってください。
まあ「オマケ」ですから、しょせんは冗談なのです。
その前に、ダイニングに買い物の紙袋を置き去りにして。
「溶けなかったか?」
ソファにだらしなく座ってた麟が、立ち上がりながら声をかける。
「ちょっと溶けそうだった」
手を洗い終え、冷蔵庫から缶を一つ取り出した悠宇は、ダイニングへ戻りながら手元の缶を開ける。
「あ・・・またカクテルかよ」
悠宇の飲んでいるものを確認して、悠宇の隣の椅子に座りながら麟が眉をしかめた。
「だって、おいしいんだもん」
悪気なく言う悠宇に、反対する言葉を麟は持っていなかった。
「・・・買い物?」
悠宇は何も言わずに外出していたので、紙袋を指差しながら、麟は聞いてみた。
「でぇと」
「デート?」
「友里とね」
「・・・それ、デートかよ?」
麟の視線は冷たい。
「誕生日プレゼント渡したいからって、呼び出された」
「納得」
そう麟が言うと、ふふっと悠宇が笑った。
「コレ、もらった」
そう言いながら、ストライプの紙袋を手元に引き寄せる。
紙袋から取り出されたのは、箱。
「ん?」
ちょっと眉根にしわを寄せると、悠宇はその箱をひっくり返し、裏側の何かをじーっと見つめた。
「何ソレ?」
悠宇の不自然な様子に麟も興味をそそられ、体を少し寄せた。
「いや・・・まさかとは思ったケド、友里らしくて、何も言えない」
そう言いながら、麟の方に「はい」と、その箱を差し出した。
「?」
ふたも開けずに、その中身を「友里らしい」というプレゼントとは?
重さはあまりなかった。
「なか、開けないのかよ」
「開けていいよ」
カクテルを飲みながら、悠宇は答えた。
「?」
麟は遠慮がちに、その箱を開ける・・・と、さらにその中にいくつもの箱が入っていた。
「??」
麟は悠宇に習って、もともとの箱をひっくり返して裏面を見ると、底には文字が書かれていた。
そしてややあってから
「はああ?!」
と、素っ頓狂は声を出した。
「何考えてんだ、アイツはっ!」
麟の顔は、若干赤くなっていた。
「・・・まあ、なんとなくは分かってたけど」
「をい!」
しれっと言う悠宇の態度が、麟には気に食わなかった。
「あの子に本気で怒っても、イミないから」
「そーゆー問題かよ!!」
麟のこの反応をみて、友里がプレゼントをコレにした理由が分かった・・・麟をからかってるんだ、あの子。
悠宇はため息をついた。
「文句なら、友里に直接言って」
「ったりめーだ!」
そう言うと、その箱をダイニングテーブルに置いて、ソファ前のテーブルに置いてある携帯をとりに行った。
そしてその後、えらい勢いでメールを打って送っていた。
その後ろ姿を見ながら、悠宇は「そーゆーコトをするから、友里にからかわれるんだよねぇ?」とこっそりとつぶやいた。
あとがき
え〜と。
まあ、何をもらったかという設定があって、それを書いたのがコレです。
もらったプレゼントは、某PJストアの商品。
ピーチの香りのアレです…ストアでは、3個入りの小箱だけが売っていたと記憶してます。
通販だと、ダースで買えましたよね?
それをもらってしまった、という。
アレがお分かりにならない方は、知っていそうな人に聞くかググってください。
まあ「オマケ」ですから、しょせんは冗談なのです。
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ぷぷぷっ
今年に入ってから初のコメントですね。
今年もよろしくお願いいたします。
さて。
何をもらったのかわかってしまいました。
うちの左近はあまり使わない・・ですネ。
これ以上は私は恥ずかしくって書けません〜(←誰?)
今年もよろしくお願いいたします。
さて。
何をもらったのかわかってしまいました。
うちの左近はあまり使わない・・ですネ。
これ以上は私は恥ずかしくって書けません〜(←誰?)
Re:ぷぷぷっ
紅梅さん
いつもいつもコメントありがとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
>何をもらったのかわかってしまいました。
あはは・・・基本的にギャグなので、笑っていただけ&何か分ってよかったです。
この話は、有里がいかに悠宇の事を思ってるか&麟をいかにからかうか、がポイントなのでぼやかして書きました。
ずばりそのものの名称、私もかけませ〜ん(〃ω〃)
いつもいつもコメントありがとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
>何をもらったのかわかってしまいました。
あはは・・・基本的にギャグなので、笑っていただけ&何か分ってよかったです。
この話は、有里がいかに悠宇の事を思ってるか&麟をいかにからかうか、がポイントなのでぼやかして書きました。
ずばりそのものの名称、私もかけませ〜ん(〃ω〃)